春呼ぶたけのこご飯
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立春を過ぎ、暦の上では春。寒さのやわらぎを感じる日も増えてきました。緑の息吹きを先取りし、 食卓に春を呼ぶ、炊き込みご飯を紹介します。たけのこの程よい歯応えと、ふんわり広がる桜えびの 香ばしさが絶妙です。桜えびは身近な食材ですが、国内では静岡県の駿河湾でしか捕れません。母方 の祖母が静岡の生まれだったため、春になると、わが家ではよく食卓に上りました。
桜えびは釜揚げし、冷凍したものを使っています。ない場合は、乾燥えびを日本酒に浸し、もどし て利用してもいいでしょう。定番の「なめこ汁」は、絹ごし豆腐を崩さず、お客さまにも品良く出せ る手順で仕上げました。
【春呼ぶたけのこご飯】
〈材料〉 4人分
ゆでたけのこ 2分の1本
釜揚げ桜えび(冷凍) 50㌘
米 2合
塩(できれば自然海塩) 5㌘
薄口しょうゆ 5cc
日本酒 30cc
市販の白だし(または中華練だし) 小さじ1
〈作り方〉
- 米はといで、ざるに揚げ30分置く。
- 米を炊飯器に移し、調味料を加えて2合の位置まで水を入れる。桜えびとたけのこを加えて炊く。
【なめこのみそ汁】
〈材料〉 4人分
なめこ 小パック1袋
絹ごし豆腐 4分の1丁
一番だし 500cc
赤みそ 20~25㌘
三つ葉 適宜
〈作り方〉
- なめこはざるに入れ、流水で軽くぬめりを取る。豆腐は1センチ角に切っておく。
- 沸騰した湯で豆腐をゆがき、あらかじめ、わんに盛る。
- だしを沸騰させ、なめこを入れる。あくが出てきたら取り除き、みそを溶かし入れる。
- 豆腐の入ったわんに注ぎ、三つ葉を散らす。
提供:盛岡タイムス