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あずきがゆ

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悪鬼を避け、疫病を払う小正月 (1月15日)の風習に習い、小豆粥(あずきがゆ)を作ってみました。望の日(十五日)に食べる粥 なので「望粥(もちがゆ)」とも 言います。

各地の神社では、粥を使って、 その年の天候や作物の豊凶を占う 「粥占(かゆうら)」が行われます。地域によっては、小豆粥を炊くときに、かき回す粥杖(かゆづえ)で、果樹をたたいて実がよくなるよう気合いを入れる「成木責 (なりきぜめ)」や嫁をたたいて子宝を願う「嫁叩き(たたき)」 といったおまじないもあるそうです。小豆の赤には邪気を払う神秘な力が宿っていると信じられ、稲作との結びつきも強かったようで す。 98歳まで元気だった父方の祖母 は、群馬県では2人目と言われた 看護師でした。気丈な祖母が「赤飯は女の子の魔除け。頭が良くなりますように」と私の頭を優しくなでながら、口の中に入れてくれ たのをよく覚えています。

新年を迎え、毎日、慌ただしく過ごしている人も多いでしょう。 小豆はイソフラボンが豊富で滋養がある食べ物。優しい口当たりのお粥で体をいたわってください。

【あずきがゆ】

〈材料4人分〉
米      1カップ(200㏄)
あずき     5分の1カップ
塩            少々

〈作り方〉

  1. あずきは3倍の水と火にかけ、 沸騰したら、差し水をして20分ゆ でる。
  2. 洗った米に、ゆでたあずきを入 れ、ゆで汁に水を加えて5カップ にしたもので1時間炊く。
  3. 塩で味を整えて出来上がり。焼 いた餅を加えても、おいしい。

【大根の塩昆布あえ、ゆずこしょ う風味】

〈材料〉
大根           100㌘
塩昆布        8~10㌘
塩            少々
ゆずこしょう       適量

〈作り方〉

  1. 大根は薄い、いちょう切りにす る。
  2. 少々の塩で軽くもむ。
  3. 水気を切って、塩昆布とゆずこ しょうであえる。 ※ユズは冬の和食を引き立てる定 番薬味。消化を助ける大根に一手 間加え、さっぱりといただきましょう。

提供:盛岡タイムス

 


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