親子七草がゆ
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1年で一番、寒さが厳しい時期を迎えます。お正月が過ぎても、残っている新巻きザケやイクラがあれば、七草と一緒に、子どもも食べやすいおかゆにしてみましょう。たんぱく質が加わり栄養のバランスも良くなります。
新巻きザケは一晩以上塩麹(こうじ)に漬けると軟らかく、コクが増します。塩麹には体を温める効果もあります。サケやイクラの赤い色素(アスタキサンチン)は抗酸化作用があり、免疫力アップに役立つと言われています。
年始めに七草を食す習慣は、冬場に不足しがちな繊維質やビタミンを補う上でも理にかなったものでした。幼かったころ、祖母がサケをほぐして七草がゆに入れながら「1年、健康でいられますように」と話してくれたことを思い出します。
【親子七草がゆ】
〈材料〉3~4人前
新巻きザケ 1切れ
塩麹 15㌘
ご飯 2合
七草 適宜
イクラ 適宜
ユズ 適宜
水 720㏄
かつお節 適量
昆布 適量
酒 15㏄
みりん 15㏄
砂糖 5㌘
〈作り方〉
- 新巻きザケ1切れに塩麹をまぶし一晩漬ける。(コクがもっとほしい場合は、さらに2、3日漬ける。漬け込んだまま冷凍しても、1カ月ぐらいは日持ちする)。
- 鍋に水を入れ、かつお節と昆布で出汁(だし)を取り、砂糖、酒、みりんで味を調える。
- 鍋にご飯を入れ②で煮る。
- 七草を入れ、軽く煮て、ふたをする。
- 新巻きザケは焼いてほぐしておく。
- 鍋のふたを開け、ほぐした新巻きザケとイクラ、ユズを飾る。
※七草は残っている野菜で代用して構いません。
【大根の酢の物】
- 大根おろし、イクラ、セリを三杯酢(酢、しょうゆ、みりん)であえる。
※分量はお好みで。干し菊を入れてもおいしい。写真は大根の代わりに赤カブを使い、ピンク色の酢の物にしました。
提供:盛岡タイムス